新型コロナの流行が、新たな時代の扉を開く。貴方が生き残るための、ニューリーダースタイル。
新型コロナの流行の終息が見えない中、ビジネスの世界は大きな地殻変動が起き、加速度的に働き方に変化をもたらしました。在宅勤務にweb会議等、最新のシステムを使いこなさないと大変な事になります。否応が無しにITを深く学び、ICT及びIoTを理解して行かねばなりません。小売サービス業もその流れを受け、売り場のスタイルやシステムが大きく変わろうとしています。
さぁ、店長の貴方の出番。この時代の流れを察知し、リーダー力を遺憾なく発揮して、店舗スタッフの意識改革を実行するのです。
機械化が進む中、新たな時間の活用法
コンピューターの普及で自動発注システムや在庫管理が容易になり、売れ筋商品や季節商品の販売目標が簡単に予測でき、店舗スタッフの個人スキルに頼ることなく、ある程度の販売促進が可能となった現在、空いた時間の活用法が利益を産み出すのです。
店長学で肝心なのは「人・モノ・金」の管理です。この三つの掌握が店長のスキルの判断材料で、モノと金は店長個人のIT理解度が時間短縮に繋がり、自習で対応が出来ます。しかしながら、人の管理は機械化し難く、人の心の操作程厄介なモノは有りません。 スピード化の世の中、「時は金なり」を理解してもらう事からスタートしましょう。
未だに根深い「職場の不必要な慣習」
無駄なおしゃべりタイムに、ダラダラ残業。やたらと長い顔見知りとの接客時間や、仲の良い仕入先の営業マンとの商談。度が過ぎると職場の雰囲気が悪くなり、非効率極まりない不必要な慣習。貴方の店舗にも、残っていませんか?
このような”時代遅れな習慣”の淘汰こそ、店長のリーダー力の見せ所です。大事な勤務時間に効率よく作業をこなし、少しでも多くの顧客に満足いくご案内なり、利益の改善策を手立てる習慣こそ、店舗の発展が有るのです。
「手伝う事の罪」=職務の明確化
概ね「手伝い」を美化し、空いた時間をお手伝いタイムに充て、自己満足している職場は「時は金なり」を理解していません。自分に与えられた仕事は何なのかを理解し、職責を果たすことが職務の遂行なのです。
団体行動は団体責任に移行しがちで、個人責任の放棄と防衛の為の所作と成る事が多いのです。”誰が何をすべきか”を明確に指示し、職務の遂行と向上を常とする「戦う職場」にするのです。
個人能力の把握とスキルの向上を目指せ
”見える化”の重要性が指摘されてから、時間管理と行動管理は素晴らしく改善されてきましたが、個人の能力別生産性の可視化は程遠く、チームとしての評価が優先されてきました。
個人の能力をゲームソフトのキャラクターの様に数値化し、生産性の向上に役立てると、個人目標が具体的に示され、スキルアップに大いに役立ちます。特に重要なのが「ロボット化出来ない事」を得意とさせる事です。病人を手当てできるのは”人の手”なのです。お客様に愛される「一手」を出せる、そんなスタッフを育てましょう。